福は内、鬼は外!と立春が過ぎ、暦の上での新しいサイクルに入りましたね。あ、申し遅れました、コラモチでございます。昨年までは大殺界真っ盛りのコラモチでございましたが、今年度からはようやくそこを抜けることが出来ました。今年からしばらくは楽しい一年を…過ごしたいものです。
さて、皆さんどんな練習していますか~?前回は(ダンス的に)身体を真っ直ぐに保ちながら動く練習をしましょうね!という内容を書きました。この(重ねて言います。ダンス的に)真っ直ぐに保ちながら動くというのが難しい、そして感覚を掴むのが大変ですね。
誰もがそうですが、(しつこいようですが、ダンス的に)真っ直ぐという感覚はあくまでも自分の身体的な感覚です。もう少しだけ掘り下げると、運動を行う際に働くのが「固有受容器」という身体のセンサーが働くことによって、立ったり歩いたり踊ったりすることが出来る訳です。なお、この固有受容器はいくつもの種類に分けられます。…筋紡錘とかゴルジ腱器官とか…
…と、話が小難しくなってしまうので、真っ直ぐ立つことを意識する一番簡単な方法は
「鏡を見て確かめる」
という事ですね!ここまで引っ張っておいてなんですが、どんなスタジオでも、どんなダンスでも、ある程度の大きさの鏡を用意しているという事の一番大きな理由です。
どうしても自分の感覚で立つと真っ直ぐに立っているはずが違っていたりすることしばしばあります。もちろん前回も言ったように動画を撮ったり、パートナーや他の人に確認してもらったほうが良いのは間違いありませんが、自分の姿勢に意識を常に持つようにしたいですね。
さて、まず両足で立ちながら自分の姿勢に意識を向けたら、次は左右に足を開き体重をゆっくりと乗せていきます。
この際に、教科書的に書くと「セトル」した後に「ラテラル」するようにヒップを使いましょう。もちろん他の言い回しでも全然問題ありません。たとえば、ヒップが「スウィング」するでもいいですし、自分の体重が「足のインサイドからアウトサイド」というような言い方でも構いません。
別の言い方をするならば、自分の体重を足の内側にある「母趾球」(足の親指、正確には第一趾の付け根で母指球とも書く)に体重を乗せたら、次に足の外側にある「小趾球」(足の小指、正確には第五趾)に体重を移します。
これがとても重要な動きで、まず練習初めにこれを一番意識して「動ける身体の状態」をしっかり作ります。なお、この時は骨盤の左右の角度が変化しますので、左右に行きながら骨盤の傾きを感じて下さい。
この動き行う際に一番気を付けてほしい点は「骨盤はスライドしない」という事です。骨盤がスライドすると、上半身からくる体重の圧力を逃がしてしまうので、股関節が逃げてしまいます。
これを丁寧に、出来たら音楽に合わせて、2拍をかけて左右に体重を移していくことを練習しましょう。これはクカラチャやウォークにつながる大切な動きとなります。また、チャチャチャなどでも大事な動きとなります。
さて、次回のコラムは今回に引き続き、ここから先どの様な点に留意して練習するかお伝えしたいと思います。ぜひ練習してみて下さいね~!
ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ
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