いよいよヤッてきましたよ、アイツが!そう。師も走るという驚くべき月。それが師走…。
とはいうものの例年に比べると、あんまり師走らしくないんですよね。それもそのはず。競技会やパーティが軒並み大減少です。開催しても無観客だったり、人数制限だったり、ダンスタイムもないので活気もなかなか出てきにくいですね。
コラモチ、実はダンスタイムも好きでして。楽しいですよね~。知っている人も知らない人も同じ曲を聴いてワイワイ楽しく踊る!それこそ社交ダンスの醍醐味の一つであると思います。
ところで皆さん、自分の好きな種目ってありますか?スローフォックストロットが好き!いやいや、ルンバでしょう!そこはパソドブレ…といったこだわりや自分の思い入れ、音楽の好みなどありますよね。
コラモチは何が好きかというと「サンバ」が大の大好きです!なんというか、あのサンバ特有のパーカッションやサンバホイッスルなどを聞くとめっちゃ心が躍ります!ウオ~、ビバ!サンバ!
ところでサンバって皆さん何処生まれかご存じですか?ええ、そうです、当たり!誰が答えているか分かりませんが、その通り!ブラジルです。もっとも、社交ダンスで云うところのサンバはイギリスで様式化されたものですから元々のオリジナルとは異なっています。手元にある辞典を紐解くと(ちょっと長いですよ)
「サンバ(オリジナル)の起源はアフリカで、アフリカから奴隷によって伝えられた打楽器と舞踏が、ヨーロッパから伝わった「ポルカ」やキューバの「ハバネラ」などと混合したものといわれる。
今日、一般的に「サンバ」という言葉は高度の装飾音のついた2/4拍子の行進曲をいい、その音楽やダンスの根底にはアフリカ的な要素とヨーロッパ的な要素が融合したものがあり、これに現代ブラジル人のアイデンティティーが強烈に主張されたものをいう。(ボールルームダンスで使われるサンバは極めて限定的なものである。)」
という事です。
簡単に言うと、アフリカ起源のサンバが様々な音楽と融合し、社交ダンスでは2/4で踊られますよ、という事ですね。もちろん本質的にはそんな簡単な事ではありませんが、私たちが踊っているサンバの大まかな説明としては上記の点を押さえておけば大丈夫です。(うーん…なんだか参考書の説明みたいになっておりますな…)
さて、社交ダンスで踊られるサンバって実際のところは元々のサンバのリズムが入っている音楽であっても、または極端に言えば入っていなくてもある程度のパーカッションと音楽の速さがあれば踊ることは可能です。
かなり以前の話からコラモチもパーティにお越しくださったお客様に「これはルンバの音楽じゃないよ!」とご指摘を受けました。その方は本格的に音楽をなさっていてルンバにおいて使われる打楽器やリズムが違うという事を仰っていたんですね。
とはいうものの、社交ダンスのいいところはたぶんにその懐の広さもあるのではないかと。ルンバで踊られる音楽でもスローチャチャチャやスローフォックストロットで踊ることも可能ですし、何よりも音楽的なオリジナルとは違った部分ですでに踊りが成立している訳です。
社交ダンスにおいて大切な事は、お互いに同じ音楽、同じ空間を共有して踊ることなのではないかと思います。その上で踊りや音楽のオリジンを知ることで、更に楽しさが増すのではないでしょうか。
ダンスタイムが早く自由に踊れるようになりたいですね~!
ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ
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