第十一波 ダンスウェーブであってダンスウィーブは通りませんよ~っと

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このコラムを書きだしたときはまだ夏の残滓が残っておりまして、自転車で収録スタジオまで駆け付けた時には周りにドン引かれる位の土砂降りの汗まみれでしたが、もう完全に季節は冬になって参りました。改めまして、ダンスウェーブ公式コラムニストのヨネモチマサヒロです。

今、ダンスウェーブと書こうと思っているとダンスウィーブ…ん?ウィーブとウェーブが違う!という事に気が付きまして、危なく脱稿するところでした。
ところでダンサーの皆さんはウェーブとウィーブが違うのは分かりますよね。そうです、アレです。ウェーブは当然ながらダンスウェーブでおなじみ「wave」でありまして「波」という意味になります。一方のウィーブは「weave」となり「編む」という意味になります。スタンダードダンサーではおなじみのアレですね~。

そう書いていて、確かに勘違いしていた言葉を思い出しました。

ヨネモチが初めに間違っていたのは「フォールアウェイリバースピボット」です。「ファーラーウェーリバースピボット」と完全に勘違いしておりました。(うわ~、どこまでも左回転なんだ~)と勝手に思い込んでおりましたが、ふと教科書を読んでいたら「fallaway」じゃないですか⁈意味は「外れて落ちる」であって、ファーラーウェーの「faraway」で意味が「遠くの」じゃないと気が付いた時のなんとも言えない恥ずかしさ…。いや、別にいいんです。成長過程として受け止めることが出来たならば。問題は教師試験を合格した後に気が付いたという…。やっぱり教科書ってしっかりと読まなければいけませんね。

ほかに勘違いしていた言葉を上げると他にどんな言葉があるのでしょうか。

…ありました、ありました。

ロックとロックの違いです。これまたロックって日本語で書くと文字が同じですから違いはないように見えますが、本当は「Rock」と「Lock」の違いがあるのです。残念ながら日本語に「R(アール)」と「L(エル)」の違いに相当する発音がないのが勘違いの元になりますが、ないものはしょうがないですね。
他にも「B(ビー)」と「V(ヴィー)」も書き分けることもありますよね。なお、上記にあった「ピボット」も本来ならば「pivot」なので「ピヴォット」なんですが、通例として「ピボット」と書かれますね。バイオリンとヴァイオリンの違いに相当すると言えるでしょうか。

閑話休題。「Rock」のロックと「Lock」のロックでは内容が全く違う事をダンサーであれば理解しておきたいポイントです。簡単にいえばこの場合の「Rock」は揺らすことであり、「Lock」は掛けるという事になります。

例えばチャチャチャであればフォワードロックと書けば「Forward Locks」となり寄せてくる後ろ足を前足に掛ける形となりますが、タンゴでロックターンと書けば「Rock Turn」となり若干の回転を伴いながら前後に体重移動を行うステップとなります。
別の例を挙げるとするとクイックステップのバックワードロックと書けば「Backward Lock」となり後退した足に前足をかける形となりますが、サンバのオープンロックと書けば「Open Rocks」と書けば男性は前後に体重を移動することによって女性の左右への開きを促すという形になります。

と、このように書いていくと枚挙にいとまはありませんが、やっぱり言葉が違うと伝えたい内容も意味も異なってきてしまいます。また、思い込んでいることをもう一度教科書やコーチャーに確認してみると「あっ⁈」という発見があるかもしれませんね!

は~、教科書読まなくっちゃ!…あ、違ってた…

ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ

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