第二十八波 今度は本当にウグイスが鳴きましたよ~っと

桜もほころび始め、ウグイスの声も聞こえてきました。先日はウグイスとメジロを完全に間違えてしまったコラモチです。
いやぁ、本当に暖かくなってきましたね。三寒四温とはいうものの、つい数週間前までは寒くて寒くて…と思っておりました。でも、季節は巡るものですね。シミジミ…。
そして緊急事態宣言も残っていた一都三県がすべて解除となりました。とはいえ、感染が十分に抑制されているとは言い難い状況ですし、上手にコロナの対策を行いながら日々を過ごしつつダンスも楽しんで参りましょう!

さて、そんな事を書いているコラモチ、実は重大なことを思い出してしまったのです…。皆さま、今から2回前のコラムを覚えていらっしゃいますでしょうか。そうですか、覚えていらっしゃいませんか、一安心です。

…ではなく、

「という事で、今回は原則的なスタンダードのコンタクトの場所はどこかを改めて確認しました。次回はラテンアメリカンのコンタクトを中心に進めたいと思います。お楽しみみに~!」

という文言で文書を結んでいたんですね。コラモチもビックリです。てっきりすっきり全く以て忘れておりました。

ですので今回はラテンのコネクションという事で進めましょう!…とは言ったものの、スタンダードに比べると何となく難しいですね。それは何故かというと、そのポジション(男性と女性の立つ位置)によって手の持ち方やボディへのコンタクトが比較的多岐にわたるからですね。

例えばオープンポジション。ルンバやチャチャチャで多く使われるこのホールドは、男性と女性が向かい合って立ちつつ、男性は女性の右手を外側から包むようにホールドします。この時、お互いに手や指を握りすぎないようにしないように気を付けましょう。
そして、このオープンポジションの場合はお互いの身体が正対しています。片手のホールドが分かりづらい場合は、ダブルホールドといって両手でしっかりと持つ形で練習してみて下さい。

次にクローズドポジションの場合です。この場合は男性と女性が半身ズレた状態で向かい合い、男性は左手で女性の右手を、右手は女性の背中の肩甲骨の横から下をホールドする形となります。
この時に注意して頂きたいのが男性の左手の向きです。スタンダードですと男性の左手は面している方向に手のひらが向くのですが、ラテンアメリカンでは手首が内側を向く形をベースに考えます。それと、右の手のひらも女性の肩甲骨を包むようにホールドします。ですから、抱え込む形とならずに、ちょっと極端に言えば左右から丁寧に包む感じになると言えます。

さて、ここまでは男性と女性が基本的に向かい合って組むことが前提でしたが、他にどんなポジションが、そしてそこからどのようにコネクションがあるのかみましょう。
まず、サイドポジション、そしてシャドウポジションがあります。前後に位置するタンデムポジションもあります。この場合は実は手などで接触している必要がありません。実質的にフリーになるんですね~。もちろん、試験やベーシックでの競技会などでは手によるコンタクトは必要になる事もあります。
スタンダードと一番違うポイントは横や少しずれた左右でポジションを取ることもあるという事ですね。そりゃあ、スタンダードを踊る方はビックリですよね。身体のコンタクトがないだけでなく、横に並んだり斜めにいる訳ですからね。
ですから、ラテンアメリカなのでは「ビジュアルリード」や「シェイピングリード」というリードが生まれたんですね。

この辺りのお話も進めていくと非常に細かいマニアックな部分に突入して行きます。ですので今回は簡単にご説明させて頂きました。

さて、ここで皆さまにご報告があります。おおよそ半年前の9月に始まりましたこのコラム、次々回の30波を持ちまして終了とさせて頂くこととなりました…。
毎週色々なテーマを元にコラムを書いていく、という経験は初めてでしたが文筆業の皆さん、そしてコラムやブログを書いている皆さんの努力を少しだけ垣間見ることができました。
後二波お付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます!

ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ

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