第十五波 LODに面して踊りますよ~っと

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 寒さが身にも心にもヒットする季節となりました。クリスマスに雪が降る…かどうか分かりませんが、ホワイトクリスマスよりも身も心も温めてくれる豚汁が恋しいコラモチです。
いやぁ、それにしても北日本では大雪で車が高速道路で立ち往生する事態にもなり、大変な状況です。新潟の友人のSNSで積もった雪の写真を拝見したコメントしたところ、危うく雪かきをさせられそうになり慌ててお断りしました。
そんな中、高速道路で大雪に囲まれた人々を救助するのに自衛隊が出動してくださり、我々の生活を守ってくださる…なんとありがたいことでしょう。足を向けて寝る事なんて出来ません。自衛隊の皆さん、本当にありがとうございます。

ところで、ダンスってLODがありますよね。そうです、それそれ、Level of Detail…ではなくてLine of Dance、つまり舞踏線です。
 簡単に言えば「皆さん、踊る時は同じ方向を向いてくださいね~!」という取り決めをしたものであるという事です。原則的には逆方向に踊ってしまうとぶつかっちゃうからですね。
 なお、LODはフロアに対して反時計回りとなっております。いうなれば府中競馬場と同じ回り方です。最後の直線を一気に差し切った時には盛り上がりますよね。ええ、全く違う話題で申し訳ありません。
 さて、当然競馬でもそうですが逆回りをしてしまうというのは危ないですね。ましてや踊りながらですと本当に危ないことこの上ありません。もちろん競技会などでは振付の関係上一時的に逆方向に動きを切ることはありますが、原則としてやはり反時計回りを継続することは大事な共通認識となっております。

 基本的にはスタンダード、いやボールルーム、モダン…⁈はLODに沿って踊る種目ばかりです。なんてったって、移動しますからね~!そしてラテンアメリカンはサンバとパソドブレがLODに沿って踊ります。
 ここでLODというのは踊りを進めていく方向という事はお分かりですよね。では、LODに面した(つまりLODに向いて立った)場合は右手側、そして左手側は何と云うでしょうか。
 はい!そこの人!はい、正解⁈右手側を壁、そして左手側を中央と云いますね!
そして、このLODは基本的にどんな形の部屋であっても「四角」をとります。つまり、角で90度ずつ進行方向を変えていくことによって一周する形となります。ちなみにどんな形の部屋であっても、例えば円形であっても五角形であってもLODは四角く作られます。
 例えば、ロンドンインターナショナルダンス選手権の舞台である「ロイヤルアルバートホール」はフロアが楕円形をしています。でも、ここで踊る選手はその中に架空の四角形を作り、そこに沿う形で踊っていくのです。

 また、壁に対して斜めに進む場合は「壁斜め」といい、中央に進む場合は「中央斜め」といいます。慣れるまではチョット難しい部分もありますが、慣れてしまうとイメージを共有しやすいのでとっても便利です。
 あ、そうだ!スタンダードは先ほど言いましたが、すべての種目がLODに沿って踊り、またラテンアメリカンでもサンバとパソドブレも同じようにLODに沿って踊りますよ~、っといいましたが、実はルンバやチャチャチャ、ジャイブなどでも使うんですね。  例えば、ルンバにおける女性のファンポジションは逆LODに面し、とかルンバのニューヨークは男性が逆壁斜めに面するところから始めるといった塩梅です。お互いにそのあたりの感覚を共有しておくだけでもかなり踊りやすさが変わってくると思いますよ!

ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ

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