先日まで暑い暑いと言っていたはずなのに、いきなりの寒さ!なんてこった、この寒さ!ダンスナビゲーション目黒では基本「いつでもクールビズ」という、ちょっと某ネコ型ロボットの漫画に出てくるひみつ道具の名称のような、暑がりにはもってこいのシステムがあるのですが今日はヒーターが出ていました。
待って待って!昨日はエアコンの冷房だったじゃない…。そんな淡い乙女心のような思いを少しだけ胸に抱きつつレッスンしておりました。
さて、前回のコラムでプロムナードランズについて書きましたが、まだ本筋には到達しておりませんでしたね。今回はそのあたりを詰めていきたいと思います。
ここでランズという名前がついているところに注目しましょう。(はい、みんなちゅーもーく!)
ランズはチャチャチャなどにも出てくるのですが、3歩で構成されているステップです。ステップでリズムは「Q Q S」となります。そしてフットワークは「B B BF」となります。
…ここでピンと来ましたか?
プロムナードランズにおけるオリジナルの動きから、競技的にアレンジされた動きへの移行は「B B BF」のフットワークを用いるランズから派生してきたと言える訳です!(はー、ここまで長く引っ張ってスミマセン…)
つまり、本来のプロムナードランズのフットワークやリズムが「ランズ」のテクニックを用いることによって、オリジナルとは異なる形をもって割合と普遍的に踊られているのですね。
こういったステップは、時代や流行、もしくはそのベースとするテクニックがアップデートされる事によって変遷していくという事が言えます。でも、これもまた面白いもので一定の時期を過ぎると再びオリジナルが脚光を浴び、プロムナードランズのフットワークも本来の「B BF BF」が流行する(というか元々の形)という事もまた興味深いですね。
また、この場合に若干のスウェーが入ってきます。そうなるとフットワークも相まって移動量が自然と大きくなってきますが、一方のランズを用いたプロムナードランズ(うー、なんかややこしいですね…)ではテクニック上スウェーがかかりにくくなることも覚えておくと良いかも知れません。
教科書を読むと「ポピュラーバリエーション」や「アドバンスドフィガー」という言葉が出てきますが、以前はより高度なステップとして踊られていた振付が教科書に組み込まれて一般的になっていく…。そうしたステップの変化を見るという事は、まさにダンスが時代とともに移り変わっていく証しなのかもしれませんね。
ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒
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