目黒川に咲き並ぶ桜を見ながら、これで一杯ビールでも引っ掛けたらどんなにいい気分かと夢想するコラモチです。最近は日差しも暖かく、お散歩日和も…あれ、意外に寒い⁈といきなり心が折れたりもしますが、外で過ごすのが気持ちの良い季節になってきたと思います。
また気候が穏やかになるにつれてコラモチの楽チン電動アシスト自転車ライフも充実してまいりました。とはいえ、それほど遠出をすることもなく、以前は雨が来ると分かっても気にせず出掛けておりましたが無理をしないという事を学べたことは大きな収穫です。雨の日の運転は気を付けるべしと身をもって実感いたしました。
さて、前回は忘れていた伏線を回収、というか危なく書く書く詐欺をしそうでしたがコラムの原稿のネタを振り絞る為に頭の隅から隅を片っ端から思い出していったら思わず書いてなかったことを思い出したということでした。
ということで(どういうことで⁈)、今回もラテンアメリカンに絞って書いてみようと思います。いよいよ今回は皆様お待ちかね、リードについて考察してみましょう!
さて、リードっていうとどんな種類があるのでしょう。教科書にもよりますが、それぞれ見ていくと以下の通りです。(テキストの名前は色からつけましたから、とりあえずふーん、という感じで流してください)
レッドブック:我らがウォリーが書いたIDTAのテキスト
オレンジブック:JBDFが使用しているISTDのテキスト
ブラックブック:JDSFが使用しているWDSFのテキスト
概ね上記の教科書が社交ダンスにおいて使われております。そしてそれらのリードアンドフォローの項を見てみると
レッドブック
・アラウイング
・フィジカル
・ビジュアル
オレンジブック
・ウェイトチェンジ
・フィジカル
・ビジュアル
・シェイピング
ブラックブック
・コネクション
・ビジュアル
と、それぞれの教科書によって若干内容が異なりますが概ね同じものと捉えていいと思います。なお、リードアンドフォローの解説については教科書をご参照頂くのが1番いいかと思います。
いえ、めんどくさい訳では無いんです。いや、ほんとですって。今度機会を作って説明させて頂けたら…と思います。でも文字を読むと何となくイメージが掴めると思います。
そこでいきなりのアラウイングリードです。このリードってあんまり聞いたことがない(いや、めっちゃ分かるって人はふんふんと流してくだされ)リードだと思いますが、どんなリードなんでしょう。Allowとは許すや認めるという意味ですが、許すリードって…いまいち分かりづらいですよね。
例をあげると、ルンバなどで男性がチェックドフォワードウォークをして女性がバックウォークをする際に行うリードのことを言います。
一般的にトラブルが起こり易い場所の一つがここです。この瞬間に男性が女子を引っ張ったり、女子が後退時にそのままバックバランスになって前進に入れなくて険悪な状況を生んでくれる
「魔の領域」
がまさにココです。理由としてはすぐにカウンターでのバランスを取ろうとするとお互いの運動によってそれぞれのバランスが崩れやすくなってしまうんですね。これを解消し、リードアンドフォローがスムーズに行くように使われるのがアラウィングリードとなります。
お互いに向かい合って立っている足の上でのヒップムーブメントと呼応するように体重も上下するのに合わせてコネクションのアームを使う、それがアラウイングリードとなるのです。
いかがでしたでしょうか。リード、ひいては男女のコネクションを使って踊りを作り上げていく事、それこそが社交ダンスの面白さの根底にあるものだと思います。
一つだけ気を付けて頂きたいのが、あくまでも男性は女性を強引に動かすのではなく途切れない会話を行うように促していくことがリードのポイントです。そして女性はそのコネクションを利用してさらに踊りを楽しく作り上げていく、その時に生まれる相乗効果がダンスの大きな楽しさだと思います。
ぜひ、リードアンドフォローを学んでくださいね!ますます充実したダンスライフとなると思いますよ!
ダンスウェーブ公式コラムニスト
ダンスナビゲーション目黒 ヨネモチマサヒロ
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